秘境生活を見終えて。サバイバルとキャンプに接点は無いと実感。
先日、エド・スタッフォードの「ザ・秘境生活」を見てキャンプ熱に火がついたというような記事を書かせて頂きました。しかし、全て見終えてみると、キャンプとかのヌルい種類のものではなくて、エドがやっているのはただの生存競争だと改めて感じさせられました。(ヤラセじゃ無ければですけど)
※2019/02/07加筆。最近「Life Below Zero」というドキュメンタリー番組を観始めました。秘境生活とはまた違った面白さがある番組です。おすすめしておきます。
目次
ザ・秘境生活とは?
ディスカバリーチャンネルはアメリカのケーブルテレビで、ドキュメンタリーチャンネルです。偶然ですけど、Youtubeでヒロシちゃんねるを見ていたら、このチャンネルに辿り着いた訳です。見て見たらそりゃ面白い!のなんの。 現在期間限定公開としてYouTubeにアップされています。シリーズは全部で3つあるようです。
シリーズについて
オンエアが2013年の3月から2016年の8月までで、この10日間サバイバル形式のものはシリーズ2〜3の間の14話分だったんじゃないかと思われます。そのうち、Youtubeでディスカバリーチャンネルが公開しているもので確認できるのが以下のとおり。
Youtubeで見れるもの |
ベネズエラ |
タイ |
ルワンダ |
アリゾナ |
モンゴル |
グアテマラ |
ナミビア |
パタゴニア |
フィリピン |
ノルウェー |
この他にも、ボツワナ、オーストラリア、ボルネオ、ルーマニアがあるようですが、ディスカバリーチャンネルとしてのYoutube公開は無いようです。私もいろいろ探したのですが、残念ながら見つからず。 ちなみに、「Marooned with Ed Stafford」でYoutube検索してみるとその他の動画も出てきますので、エドファンの方は観てみると良いですよ。
何が面白いか。私のハマりポイント
- 毎回なぜか全裸スタート(シリーズ後半から上半身だけになる)
- 本当に何も持たずに、10日間、自分の力だけでサバイバル。
- 毎回、火起こしに力を入れている(エドは弓引きが得意)
- 毎回、生水を飲みたがる
- 毎回、昆虫を食べる
このエド・スタッフォードさんはどんな人かな?と思ったので、調べてみました。元軍人さんなんですね。そして、現在探検家だそうで、アマゾン川全長踏破の先駆者だそうです。そりゃ手慣れたもんだわな。 とにかく、サバイバル慣れしていて、見ていて気持ちが良いです。 「火・食料・水・基地」と毎回恒例の指折りをしてからスタートするのですが、何も持っていない状態のため、最初は水の確保、基地作り、火、食料の順に生活を整えていきます。 最初、全裸スタートの意味が良く理解できなかったのですが、番組上もやはり重要性は無かったようで、途中から下半身は履いてのスタートとなる。
私が絶対に真似できないなと思う行動
- 動物の死体を食べること(腐ってなくても嫌)
- 昆虫を食べること
- 地面に寝ること
- 動物に囲まれた中で寝ること
- ウジ虫を素手で掴むこと
こんな感じなので、私はサバイバルができないと言うか、生存していけないと思うなぁ〜。それしか生きる術が無いとなったら、できるようになるのでしょうか?人ってそんなに強くなるのかな?
秘境生活がヤラセじゃないかと思ってしまう点、3つ。
昔憧れて見ていた、川口探検隊のように、蛇が突然降ってきたり、初潜入なのに洞窟の奥からカメラで撮られているみたいな露骨なヤラセシーンは一切ありません。しかし、ちょっと疑ってしまうような点がいくつかあります。
熱帯地域で蚊に刺されないのはなぜだ?
私が見ていて一番不思議だったのが、蚊に刺されないのかな?という点。熱帯地域でも何度かやっているようだけど、蚊に刺されて眠れないなんてことを全く聞かなかった。他の似たようなサバイバル番組だと、この問題がちょいちょい出てて、参加者はみな蚊に悩まされてリタイアしていた。エドだけは刺されない体質なのか、それとも刺されても平気な体質なのか?
生水を飲むシーンがあるけど、大丈夫なのか?
生水を飲むシーンがいくつかある。清流の水や湧き水に近いものを飲むのは、私もやったことがあるので納得できるとして、問題はアフリカだったか、そのあたりの野生動物の水飲み場となっていた場所で泥水を飲むシーンがあった。それ無理でしょ〜っていう感じの水だったけど、エドは普通に飲んでいた。
いろいろ生で食べてるけど、食あたりをしないのか?
これも不思議ポイント。昆虫などを生で食べるシーンがある。特に貝を拾って食べたシーンがあった。これ、大丈夫なのかな?と。貝毒って結構普通にあるというのは耳にしたことがある。私も貝は食べ過ぎるとアタル体質なので、見ているだけでお腹が痛くなるような感じがした。それと、昆虫も生で食べていた。もちろん焼く時は焼いていたけど、地中から引っ張り出した得体のしれない虫を丸呑みして、「クリーミーだ!」とか訳のわからないことを言っていた。
メイキングを見たけど、現地ガイドから事前にレクチャーがあるようだ
メイキングを見た時、私の中の秘境生活ヤラセ説は少しだけ晴れた。というのも、毎回現地に入った時に、食べられる虫や植物、生き抜くためのコツなどのレクチャーがしっかりされるという。エドはそれを入念に聞くようです。なので、全くの知らない土地でスタートする訳では無いという訳ですね。見たこともないような植物を採って、よく食べるなぁ〜!と驚いていたのですが、これで納得。 もう一つ、現地ガイドがいるということは、危険動物(ピラミッドの頂点にいるような肉食獣)に合わないというのも合点がいきました。アフリカの大地で、よくライオンとかハイエナとかに遭遇しないもんだなぁ〜なんて不思議に思っていたんです。恐らくそういう動物が存在しない場所でロケを行なっていたんでしょうね。
たとえヤラセだったとしても、面白い番組です!
とにかく、ヤラセだったとしても映像に映るエドはチャレンジャーすぎて面白いし、ドキドキ感がハンパないです。面白いので、まだ観てない方はぜひご覧になってみてください。キャンプの参考には全くなりません(火起こしや水の濾過などは参考になるけど)が、こういう何も無い環境で少しづつだけど生活が便利になる様は観ていて気分が高揚してきます。